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SAYA Making Make -沙耶メイク-
女のコというものは、その齢が十に満たない頃からもうメイクに興味を持っている。ティーンズでは、オトナが使うような高価なメイクグッズをそろえるのは難しいが彼女らなりのやり方で制限のあるなかを最大限に活かし、日々いかに自分を可愛く見せるか努力している。あのダマを作らずに真上にカールさせるマスカラ術を見よ!女のコたちにとってそんなものはお手のものなのだ。 こうしたテクは日々の努力の積み重ねにほかならない。あるいは時間をかけて身についた習慣ともいう。 メイクがうまくなるには、ともかく何回も試してみること。時には、自分の顔を実験台にしたりしてね。メイクグッズを実際に手にとってみることも重要だと思う。その感触を確かめる。リップのその色が肌についたときどんな色に見えるか、最近の優秀なクリームアイシャドウがどんなによくのびるか。グリッターが与えるそのテクスチャーは....などなどいろいろ発見があるに違いない。 SAYAもメイクは大好きだ。母方から受け継いだ東洋のクリーム色の肌には、青みの強いフューシャピンクより珊瑚色ピンクの方がすばらしく血色よく見せることを知っているし。淡いブルーのアイシャドウがヘーゼルの瞳によく映えるのも知っている。ゴールド&プラチナのアイシャドウとオレンジリップが黄味がかった肌によく似合うことも知っている。もちろんメイクを決めるのは髪の色やお洋服などを加えたトータルバランスだということを忘れてはいけない。 ![]() |
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1. 整肌 ベース作りはメイクの基本。まずはお肌作りから。 Shadeの正面図から顔のワイヤーフレームをキャプチャー。ワイヤーフレームのキャプチャー画像をベースにレタッチソフトでレイヤーを分けて順々にメイクをのせていく。Shadeの顔テクスチャーの貼り方の詳しい説明は解説書などによくあるので割愛する。ちなみに作者は顔半分のテクスチャーしか作ってない。そのへんは任意だ。 肌は、まずベースカラーの肌色で塗りつぶし、そのうえに大きめのブラシツールで赤やオレンジ、黄色などをぽんぽんとのせていく。これにぼかしやノイズを加えて肌ムラを作る。 |
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2. 髪生え際、眉、目、唇の位置を決める 顔ワイヤーフレームキャプチャー画像を基準(アタリ)にして髪の生え際、眉、目、唇の位置を決める。眉や髪の生え際は写真を加工した。 その後の行程でもメイクを進めていくのに顔ワイヤーフレームキャプチャー画像が"アタリ"となる。常に確認しながらメイクをしていこう。 |
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3. Tゾーンの照り返しを作る。 シェーディングは基本的にしてない。Tゾーンがぽわっと明るくなるように大きめのブラシツールでホワイトやライトイエローをのせていく。軽くほお骨の上あたりにチークをいれる。これにぼかしやノイズを加えて肌ムラを作る。 |
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4. アイシャドウをのせる。 SAYAのお気に入りメイクカラーは、ライトブルーの目もととコーラルオレンジのリップの組み合わせ。淡いブルーをアイホールにぼかす。まぶたのふくらみをイメージしながらブルーの濃淡をつける。薄めに仕上げたいので濃くハデにならないようにする。ぼかしやノイズを加えながらベースカラーの肌色になじませていく。 |
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5. プルシアンブルーやセピアカラーを使ってアイラインをいれる。 作者はタブレットではなくマウスを使うので何度もラインを描いては修正している。何本も線を引くことからよりよい1本が生まれる。アイラインは、ここ一番の気のつかいどころだ。使用ツールはブラシとエアブラシ消しゴムと筆、水滴や指先ツールでぼかしたり、フィルターのぼかしガウスや移動、ノイズをいれたりする。そのくり返し。ポイントは、ベースになじませて自然に仕上げること。 |
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6. 目頭や下まぶたの際にハイライトをいれる。 |
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7. 唇にコーラルオレンジをのせる。濃淡をつける。唇のしわをいれる。 顔ワイヤーフレームキャプチャー画像の唇ラインの内側にブラシツールでコーラルオレンジをのせる。均等に一色にはしないで微妙にいろんな色をのせてまぜながらイメージにあう色を作る。ナチュラルに仕上げたいので唇の境界線はハッキリと描かないようにしている。唇のしわはあんま多いと唇が乾燥して老けて見えるので少しだけにしておく。 |
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8. Shade上で実際に顔に貼り付け、レンダリングでチェック。 イメージに合うまで1〜8を何度もくり返す。作者の場合一発で決まることなんてめったにないのでレンダリング→修正を何回もする。たいへんだけどここがふんばりどころなのていねいに仕上げたい。 最終的なメイクの出来上がりはテクスチャーだけでなくライティングも大切。ということを忘れないで。 |
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